家族など内輪だけで葬儀を行うことがかなり多くなってきました。家族葬とも呼ばれていますが、故人の友人には家族葬後に死亡通知を出すのが一般的です。それで一区切りとする場合もありますが、四十九日までにお別れの会を開くのが当たり前のようになってきました。
この会は遺族が開く場合もありますし、故人の友人が開く場合もあります。どちらにせよ、計画はしっかり練らなければいけません。お別れの会は進行も演出も自由です。だからこそどうしようか迷うでしょう。自由ほど難しいものはありません。
大事にしたいのは、会の雰囲気です。あまり湿っぽくなるのも避けたいところです。メモリアルコーナーを華やかにしたり、BGMなどの音楽に工夫をしましょう。厳粛さがありつつも、和やかな雰囲気が出るように心がけることがポイントになってきます。
悲しみの雰囲気であふれている葬儀だけではなく、故人に対して感謝をする場として、お別れの会を実施すると葬儀とは全く異なる雰囲気で故人を偲ぶことができます。お別れの会で使いたい会場としては、ホテルやレストランなどお料理を美味しく頂くことができる場所がふさわしいです。
行う時期としては、葬儀が終了してから二か月後あたりがちょうど良いです。会場でかけるBGMなども生前故人が好きだった音楽を流してあげたり、好きだった料理を振舞ったりと全体的に故人をイメージするような明るい宴に仕上げることで、出席者も和やかな気分で参加することができます。
葬儀とは異なり宗教的な縛りもないので、割と自由に仕切っていくことができます。こうして、お別れの会をすることで、明るく故人を旅立たせてあげることができると言っても過言ではないです。