現代社会はとても忙しい社会になってしまいました。それに伴い、家族や恩師、友人たちと時間を共にすることも減少してしまいました。そんな現代社会において、葬儀は普段なかなか会えなくなってしまった人たちと出会える場所となっています。
葬儀の本来の目的は故人を偲ぶことにありますが、故人のおかげでつながった人々と再会できる機会にもなっています。故人を偲びながらも、親しい人々との再会は故人にとっても喜ばしいことです。葬儀は悲しみでいっぱいになりますが、悲しみだけでなく、人と人のつながり、悲しみに打ちひしがれている時にこその助け合いなどを感じることができます。
普段なかなかあえなくなってしまった人々と、顔をみあわせての再会は、参列した人々にとっても貴重な時間です。また、親族にとっても故人の残してきた人とのつながりを改めて実感できます。
葬儀に関して、日頃から頻繁に行われていない為に、いざ葬儀に向かう必要がある時に忘れがちになってしまうことがあります。葬儀の向かう前に何を気に留めておくべきかが必要です。まずは、葬儀に向かわれる時に、ありがとう精神で向かわれることをお勧めします。
万が一、葬儀において、しきたりやマナーを忘れてしまった場合でも、誠実に謙遜にお世話になった方に真心から葬儀に向かう事で周りの方に対して安心感を与えます。葬儀に対してプロと言う方はおられない為に、誠実に葬儀に向かわれれば、間違った行動しても慌てずに行動する事が出来ます。
葬儀に向かう事に目を留めやすいですが、これから葬儀の準備、最近では終活という言葉も街中で聞こえるようになりました。終活においてもどのような葬儀をするのかも前もって準備する必要があります。事前に知識があれば、葬儀に向かう時でも、葬儀を今後必要と感じる方にも安心して行動に移すことが出来ます。
葬儀式場は自宅か斎場しかないと思っている人も多いですが、そんなことはありません。寺院や教会で行うこともあります。仏式の場合は寺院、キリスト教の場合は教会で行うのが原則です。また、団地やマンションの集会場、地域のコミュニティセンターで行える場合もあります。
費用を抑えるのにもってこいの場所と言えるでしょう。さらに、最近はホテル葬も知られるようになってきました。無宗教葬が広まったことで、ホテルが選ばれることが増えてきています。ただし、ホテル葬の場合は、遺体を運び込むことはできません。
焼香も禁止されていることがほとんどです。なので、お別れの会などで利用するのがベストでしょう。葬儀を行える場所は色々あるわけですが、やはり斎場がおすすめです。伝統的な葬儀も安心してできますし、新しい形式にも対応してくれます。